徳島文理大教授を逮捕 女性の下半身触った疑い
徳島新聞 2018/7/26(木) 12:24配信
徳島県警捜査1課と徳島板野署は26日、強制わいせつの疑いで、徳島文理大薬学部教授の瀬川正昭容疑者(65)=上板町西分=を逮捕した。「私がやったことに間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、5月下旬の午後、板野郡内の民家で、県内在住の20代女性の下半身を、ズボンの上から触るなどのわいせつな行為をしたとしている。
県警によると、瀬川容疑者は別の場所で見掛けた女性を言葉巧みに誘い、室内で2人きりになって犯行に及んだ。
女性が数日後、署に被害届を提出した。女性は瀬川容疑者と面識はなかったが、瀬川容疑者が自身の勤務先や氏名を女性に伝えており、関与が浮上した。
瀬川容疑者は26日早朝、自宅を訪れた捜査員の任意同行に応じた。紺色のTシャツ姿で捜査車両の後部座席に乗り込み、午前8時ごろに徳島板野署へ入った。
瀬川容疑者は薬剤師で、長野県の民間検査機関や信州大医学部研究員を経て1992年に上板町に薬局を開業した。2010年4月に徳島文理大薬学部教授に就いた。
09年9月には地域医療の充実などに取り組むNPO法人「山の薬剤師たち」(鳴門市)を設立し、理事長を務めている。
同大の田村禎通学長は「本学の教授が逮捕されたことは誠に遺憾であり、お騒がせして申し訳ない。事実を確認した上でしかるべき対応をする」とコメントした。